沈まぬ太陽 (2009)

「白い巨塔」などで知られる国民的作家・山崎豊子の同名小説を渡辺謙主演で映画化。昭和40~60年代という激動の時代を舞台に、会社のために心血を注ぐ男のドラマが描かれる。

監督:若松節朗
出演:渡辺謙、三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二、香川照之、木村多江、宇津井健、小林稔侍、加藤剛、神山繁ほか

沈まぬ太陽 (2009)のあらすじ

国民航空社員の恩地元(渡辺謙)は、労働組合委員長を務めた結果、会社から10年におよぶ僻地での海外勤務を命ぜられる。同期の行天(三浦友和)がエリートコースを歩むなか、やっと本社へ復帰するが、飛行機墜落事故という会社の危機に遭遇する。

沈まぬ太陽 (2009)のストーリー

国民航空の労働組合委員長・恩地元(渡辺謙)とその同志で副委員長の行天四郎(三浦友和)は、劣悪な労働環境の改善を目指すが、経営陣と激しく対立。それでも空の安全を第一に考え、愚直に行動する恩地は、次第に経営幹部に疎まれ、海外の僻地へと左遷されてしまう。一方現実主義の行天は恩地と決別し、会社上層部に取り入りながらも自らの理想の会社像を追い求め出世していく。やがて、空の安全を軽視した国民航空は大型旅客機の墜落事故という未曽有の惨劇を引き起こす。日本政府は国民航空の建て直しのため、関西紡績の国見にトップ就任を要請。会長に就いた国見は恩地を会長室部長として呼び寄せ、組織の不正の数々を調査させる。恩地は失墜した会社の再生を信じて奔走するも、その前に立ちはだかったのは常務にまで上り詰めた行天だった―。

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