Fukushima 50 (2020)

ジャーナリストの門田隆将が、90人以上の関係者への取材をもとに描いたノンフィクション本「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」を映画化。2011年3月11日、午後2時46分に起きた東日本大震災で制御不能となった福島第一原発の暴走を止めるため、命を懸けて原発内に残って戦い続けた作業員たちの姿を描く。佐藤浩市が福島第一原発1・2号機当直長の伊崎利夫を、渡辺謙は福島第一原発所長の吉田昌郎を演じ、『許されざる者』以来7年ぶりに共演する。

監督:若松節朗
出演:佐藤浩市、渡辺謙、吉岡秀隆、安田成美、緒方直人、火野正平、平田満、萩原聖人、吉岡里帆、富田靖子、佐野史郎、堀部圭亮、田口トモロヲ、段田安則、ダンカン、ダニエル・カール

Fukushima 50 (2020)のストーリー

マグニチュード9.0、最大震度7という巨大地震が起こした想定外の大津波が、福島第一原子力発電所(イチエフ)を襲う。浸水により全電源を喪失したイチエフは、原子炉を冷やせない状況に陥った。このままではメルトダウンにより想像を絶する被害をもたらす。1・2号機当直長の伊崎ら現場作業員は、原発内に残り原子炉の制御に奔走する。全体指揮を執る吉田所長は部下たちを鼓舞しながらも、状況を把握しきれていない本店や官邸からの指示に怒りをあらわにする。しかし、現場の奮闘もむなしく事態は悪化の一途をたどり、近隣の人々は避難を余儀なくされてしまう。 官邸は、最悪の場合、被害範囲は東京を含む半径250㎞、その対象人口は約5,000万人にのぼると試算。それは東日本の壊滅を意味していた。 残された方法は“ベント(気体放出)”。いまだ世界で実施されたことのないこの手段は、作業員たちが体一つで原子炉建屋内に突入し行う手作業。外部と遮断され何の情報もない中、ついに作戦は始まった。皆、避難所に残した家族を心配しながら―

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